相対座標について

「Motion」では、オブジェクトの座標はそのオブジェクトが属するグループの座標に相対します。たとえば、空のグループを X、Y、および Z の座標がそれぞれ 100, 100, 100 の位置に配置して、レイヤー(次の例に示すヤマアラシのイメージ)をこのグループに追加すると、このレイヤーの座標は「情報」インスペクタに 0, 0, 0 として表示されます。ただしキャンバスでは、このイメージレイヤーは(中心から 100 ピクセル右寄りに、100 ピクセル上寄りに、100 ピクセルユーザに「近く」)ずれて表示されます。キャンバスでのこのレイヤーの絶対座標は親グループ(100, 100, 100)と同じ可能性がありますが、「情報」インスペクタにはこのレイヤーの相対座標(0, 0, 0 - レイヤーの親グループの中心)が表示されます。

次の座標にグループが配置されたキャンバスと「インスペクタ」: X=100、Y=100、Z=100
次の座標にあるグループにレイヤーが配置されたキャンバスと「インスペクタ」: X=100、Y=100、Z=100:レイヤーの座標: X=0、Y=0、Z=0

回転の値も、オブジェクトの親と相対的に表されます。たとえば、グループを 45 度回転すると、ヤマアラシのレイヤーも 45 度回転します。ただし、キャンバスでは、ヤマアラシのレイヤーの「情報」インスペクタで、「回転」の値は 0 度のまま(親グループに相対したヤマアラシイメージの回転値)となります。