ライティングの概要
モーショングラフィックスのプロジェクトにライティングを適用して、作品の奥行きや視野を広げたり、合成のためのよりリアルな環境を作ったりできます。ライトソースは表示されませんが、下の例に示すようにイメージまたはシェイプとポイントライトを組み合わせることによって、ライトソースが見えているようにシミュレートできます。
ヒント: 「マッチムーブ」ビヘイビアを使えば、ムービークリップ内のライトによって、シミュレートしたライトソースを動かすこともできます。「マッチムーブ」ビヘイビアについて詳しくは、オブジェクトをマッチムーブするを参照してください。
「Motion」のライティングシステムは、3D グループ(および 3D グループ内にネストされたレイヤーとグループ)でのみ機能します。シーンに追加したライトの効果に影響があるのは、以下の 2 つの設定です。
ライトそのもの:ライトの質そのものは、プロジェクト内でライトオブジェクトを選択し、「ライト」インスペクタにあるパラメータを修正することで調整できます。
オブジェクトのライティング:プロジェクト内のイメージレイヤー(静止画像、ムービークリップ、シェイプなど)がライトオブジェクトから放たれるライトにどのように照らされるかを調整するには、レイヤーを選択してから「情報」インスペクタの「ライティング」パラメータを修正します。
必要に応じて修正できるライトの設定は、ライトのタイプ、強度、およびカラーです。電球、太陽、クラブの照明など、明かりによって照明効果は異なります。ライティング設定ではこれらの違いをシミュレーションできます。複数のライトを使ってカラーをミックスすることもできます。たとえば、赤と青のスポットライトで白いオブジェクトを照らした場合、両方がミックスされるとマゼンタになります。各タイプのライトは、それぞれ固有の属性を持っています。特定の効果を得るために、複数のタイプのライトを組み合わせた方がいいこともあります。たとえば、薄暗いアンビエントライトとスポットライトを組み合わせることで、奥行き感を出したり、完全に暗くならないように(スポットライトのエフェクトを徐々に落とす)したりできます。