ライトなしの影

ライティングと影はそれぞれ独立して無効にすることができます。ライティングが無効でも影は表示したままにすることができるため、元のシェーディングなしの状態のシーンを維持することができます。ライティングをオフにしても、影のレンダリング方法が変化します。

シェーディング(ライティングの視覚効果)が無効な場合、影の振る舞いが変わります。影のカラーと不透明度は、影を受けるオブジェクトとの乗算になるのではなく、「ライト」インスペクタの「シャドウ」設定によってのみ制御されます。

影のシェーディングが有効な場合と無効な場合を示すキャンバス

これにより、通常の暗い影から、明るいカラーや白色の影に至るまで、任意のカラーまたは不透明度の影を作成することができます。

シェーディングを無効にして影の色を変えたキャンバス

シェーディングは、「ビュー」プルダウンメニューで「表示」>「レンダリングオプション」>「ライティング」と選択し、メニュー項目からチェックマークを削除するか、またはキャンバス上の「レンダリング」ポップアップメニューで「ライティング」を選択し、メニュー項目からチェックマークを削除することにより、グローバルに無効にできます。「情報」インスペクタで「シェーディング」パラメータを「オフ」に設定して、特定のレイヤーのシェーディングを無効にすることもできます。

シェーディングをグローバルに無効にした場合と個々のオブジェクトに対して無効にした場合を示すキャンバス

スポットライトでは、「シャドウ」を有効にしてシェーディングを無効にすると、影が唐突にカットオフされた奇妙な外見が作成されることがあります。これは影がライトコーンの範囲を超えたためです。ライトコーンのシェーディング効果はオフであるため、影のエッジは不自然に見えます。

ライトをオフにしたときにスポットライトがコーンの範囲を超える影を落としているキャンバス

このような現象を修正するには、「ライト」インスペクタで「コーン角度」を上げます。