「材質」コントロール
3D テキストの基本的な表面テクスチャを変更するには、「テキスト」インスペクタの「アピアランス」パネルの「材質」コントロールを使用します。「材質」ポップアップメニュー(「アピアランス」パネルの「材質」セクションの上部にあります)から選択したオプションに応じて、異なるパラメータコントロールが使用可能になります。
-
材質:材質のタイプ(「コンクリート」、「布地」、「メタル」、「プラスチック」、「石」、「木」、「フラット」、または「全般」)を設定するポップアップメニューです。
「材質」が「コンクリート」に設定されている場合
タイプ:コンクリートのスタイル(「老朽化したコンクリート」、「色が付いたコンクリート」、「平滑なコンクリート」など)を選択するポップアップメニューです。
深度:コンクリート材質の表面にある凹凸の深さを調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのようにコンクリートパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「材質」が「布地」に設定されている場合
タイプ:布地のスタイル(「デニム」、「ツイード」、「ウール」など)を選択するポップアップメニューです。
粗さ:布地パターンの隆起や凹凸の程度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように布地パターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「材質」が「メタル」に設定されている場合
タイプ:メタルのスタイル(「真鍮」、「アルミニウム」、「スチール」など)を選択するポップアップメニューです。メタルの反射のグラデーションを変更するための「カスタム」オプションもあります。例:メタルのグラデーションをカスタマイズするを参照してください。
輝き:表面の反射の程度を調整するスライダです。
太さ:別の材質レイヤー上に適用したときの、金属表面の見かけの厚みを調整するスライダです。開閉用三角ボタンをクリックして、「ベース」スライダと「ハイライト」スライダを個別に調整すると、このパラメータをより正確に制御できます。
「材質」が「プラスチック」に設定されている場合
タイプ:プラスチックの 3 つのスタイル(「光沢」、「マット」、「テクスチャ」)からいずれかを選択するポップアップメニューです。
カラータイプ:プラスチック表面のカラーを単色またはグラデーションから選択するポップアップメニューです。グラデーションの使いかたについて詳しくは、グラデーションエディタの概要を参照してください。
カラー:プラスチックのカラーを設定するカラーコントロール。「カラータイプ」を「カラー」に設定した場合に使用できます。
「グラデーション」コントロール:プリセットのグラデーションを設定したり、カスタムのグラデーションを作成したり、テキストオブジェクトにどのようにグラデーションを適用するかを決定したりできるグラデーションコントロール。「カラータイプ」を「グラデーション」に設定した場合に使用できます。
テクスチャ深度:オブジェクト上におけるテクスチャの表示量を調整するスライダ。「タイプ」を「テクスチャ」に設定した場合に使用できます。
配置:テキストオブジェクトにどのようにテクスチャを適用するかを決定するコントロールのグループ。「カラータイプ」を「テクスチャ」に設定した場合に使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「材質」が「石」に設定されている場合
タイプ:石のスタイル(「石灰岩」、「色の濃い御影石」、「粘板岩」など)を選択するポップアップメニューです。
深度:石の材質の表面にある凹凸の深さを調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように石のパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「材質」が「木」に設定されている場合
タイプ:木のスタイル(「アッシュ」、「クルミ材」、「竹」など)を選択するポップアップメニューです。
グレイン深度:木の材質の木目の深さを調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように木のパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「材質」が「フラット」に設定されている場合
「フラット」の材質タイプを使うと、ライトやシャドウの影響を受けない、奥行きのあるオブジェクトを作成できます。「フラット」を選択すると、ストリートアートやポップアートのスタイルでよく使われる「2.5 次元」の外観が作り出されます。
表面:表面の表示をカラー、グラデーション、またはイメージから選択するポップアップメニューです。グラデーションの使いかたについて詳しくは、グラデーションエディタの概要を参照してください。
カラー:テキストのカラーを設定するカラーコントロール。「表面」を「カラー」に設定した場合に使用できます。
グラデーション:プリセットのグラデーションを設定したり、カスタムのグラデーションを作成したりできるグラデーションコントロール。「表面」を「グラデーション」に設定した場合に使用できます。
イメージ:「表面」を「イメージ」に設定した場合に使用できるイメージウェルです。「レイヤー」リスト、「メディア」リスト、「ライブラリ」、または「ファイルブラウザ」からこのイメージウェルにイメージレイヤーをドラッグすると、3D テキストオブジェクトの表面素材として使用できます。
-
ラップモード:選択したイメージが 3D テキストオブジェクトより小さいか大きい場合に、テキストオブジェクトにどのようにイメージを適用するかを決定するポップアップメニュー。「表面」を「イメージ」に設定した場合に使用できます。以下のいずれかのオプションを選択します:
なし:イメージが一度だけテキストに適用されます。イメージの範囲を超える部分のテキストオブジェクトの領域は覆われません。
繰り返し:イメージが必要な分だけ繰り返しテキストオブジェクトに適用され、元のイメージの範囲を超える領域を埋めるために、パターンが作成されます。
鏡像:イメージがテキストオブジェクトに適用された後、元のイメージの範囲を超える領域を覆うために、上下左右が反転されてもう一度適用されます。
配置:テキストオブジェクトにどのようにイメージのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
強度:「表面」で選択したオプション(「カラー」、「グラデーション」、「イメージ」)の鮮やかさを調整するスライダです。
不透明度:「表面」で選択したオプション(「カラー」、「グラデーション」、「イメージ」)の透明度を調整するスライダです。左にドラッグすると表面がより透明になり、右にドラッグすると表面がより不透明になります。
-
エッジを有効にする:カメラの相対的な位置に応じてエッジのレンダリング方法を変える動的なエフェクトを作成するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。カメラに対するテキストの相対的な位置が変わると、シェーディングが変更されます。
「エッジを有効にする」行の左側にあるアクティブ化チェックボックスを選択/選択解除することによって、これらのコントロールの有効/無効を切り替えることができます。
エッジ量:選択した材質レイヤーのエッジの表示量を調整するスライダです。
反転:このチェックボックスを選択すると、選択した材質レイヤーでエッジの可視/不可視の領域が入れ替わります。
-
ブレンドモード:「フラット」材質レイヤーとその下のレイヤーとの相互作用を制御するポップアップメニューです。以下のいずれかの手法を選択します:
通常:一番上の材質レイヤーの可視領域によって、その下のレイヤーのエッジが覆われます。
乗算:材質レイヤーの可視領域が乗算されて、各レイヤーの暗い領域がテキストオブジェクトのエッジに表示されます。
加算:レイヤーの可視領域が加算されて、各レイヤーの明るい領域がテキストオブジェクトのエッジに表示されます。
「材質」が「全般」に設定されている場合
「全般」材質タイプ(ほかの 3D アプリケーションではたいていの場合「拡散」と呼ばれています)は、「ライブラリ」に用意されている複数のプリセット素材で使用されます。「材質」を「全般」に設定すると、単色、グラデーション、またはイメージを適用できる特長のない表面が生成されます。通常、この材質タイプは「カスタム反射」または「カスタムバンプ」仕上げレイヤーと組み合わせて使用され、ユニークな外観を作り出します。
表面:表面の表示をカラー、グラデーション、またはイメージから選択するポップアップメニューです。
カラー:ペイントのカラーを設定するカラーコントロール。「表面」を「カラー」に設定した場合に使用できます。
グラデーション:プリセットのグラデーションを設定したり、カスタムのグラデーションを作成したりできるグラデーションコントロール。「表面」を「グラデーション」に設定した場合に使用できます。グラデーションの使いかたについて詳しくは、グラデーションエディタの概要を参照してください。
イメージ:「表面」を「イメージ」に設定した場合に使用できるイメージウェルです。「レイヤー」リスト、「メディア」リスト、「ライブラリ」、または「ファイルブラウザ」からこのイメージウェルにイメージレイヤーをドラッグすると、3D テキストオブジェクトの表面素材として使用できます。カスタムの素材を適用するを参照してください。
配置:テキストオブジェクトにどのようにイメージを適用するかを決定するコントロールのグループ。「表面」を「イメージ」に設定した場合に使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
-
ラップモード:選択したイメージが 3D テキストオブジェクトより小さいか大きい場合に、オブジェクトにどのようにイメージを適用するかを選択するポップアップメニュー。「表面」を「イメージ」に設定した場合に使用できます。以下のいずれかのオプションを選択します:
なし:イメージが一度だけ適用されます。イメージの範囲を超える部分のテキストオブジェクトの領域は覆われません。
繰り返し:イメージが必要な分だけ繰り返し適用され、元のイメージの範囲を超える領域を埋めるために、パターンが作成されます。
鏡像:イメージがテキストオブジェクトに適用された後、元のイメージの範囲を超える領域を覆うために、上下左右が反転されてもう一度適用されます。
-
ブライトネス:テキストオブジェクトの表面における光の反射量を調整するスライダです。開閉用三角ボタンをクリックして以下のサブコントロールを個別に調整すると、この効果をより正確に制御できます:
ライト:「ライティング」コントロールグループの「ライトのスタイル」ポップアップメニューで選択したライトのタイプに基づき、オブジェクトの表面における光の反射量を調整するスライダです。
環境:「ライティング」コントロールグループの「環境」の「タイプ」ポップアップメニューで選択した環境のタイプに基づき、オブジェクトの表面における光の反射量を調整するスライダです。
不透明度:材質レイヤーの表示量を調整するスライダです。左にドラッグすると材質がより透明になり、右にドラッグするとより不透明になります。