「ディストレス」コントロール
3D テキストオブジェクトの表面に、摩耗や劣化を加えたエフェクトを作り出すには、「テキスト」インスペクタの「アピアランス」パネルの「ディストレス」コントロールを使用します。「ディストレス」ポップアップメニュー(「アピアランス」パネルの「ディストレス」セクションの上部にあります)から選択したオプションに応じて、異なるパラメータコントロールが使用可能になります。
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ディストレス:ディストレスのタイプ(「傷」、「染み」、「土ぼこり」、「凹み」、「波線」、「バンプ」、「穴のあいた」、「しわ」、または「カスタムバンプ」)を設定するポップアップメニューです。
「ディストレス」が「傷」に設定されている場合
タイプ:傷のパターンを選択するポップアップメニューです。
深度:傷の見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように傷のパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「染み」に設定されている場合
タイプ:染みのパターンを選択するポップアップメニューです。
不透明度:染みのパターンの表示量を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように染みのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「土ぼこり」に設定されている場合
タイプ:土ぼこりのパターンを選択するポップアップメニューです。
不透明度:土ぼこりのパターンの表示量を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように土ぼこりのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「凹み」に設定されている場合
タイプ:凹みのパターンを選択するポップアップメニューです。
深度:3D テキストオブジェクトの凹みの見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように凹みのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「波線」に設定されている場合
深度:波線のパターンの見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように波線のパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「バンプ」に設定されている場合
タイプ:バンプのパターンを選択するポップアップメニューです。
深度:バンプのパターンの見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのようにバンプのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「穴のあいた」に設定されている場合
タイプ:穴あきパターンを選択するポップアップメニューです。
深度:穴あきパターンの見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのように穴あきパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「しわ」に設定されている場合
タイプ:しわのパターンを選択するポップアップメニューです。
深度:しわの見かけの深度を調整するスライダです。
配置:テキストオブジェクトにどのようにしわのパターンを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
「ディストレス」が「カスタムバンプ」に設定されている場合
このオプションでは、選択したオブジェクトのテクスチャマップとして使用するイメージを選択できます。
バンプマップのゲイン:選択したイメージのコントラストを増減して、バンプの効果を大きくしたり小さくしたりするスライダです。
イメージ:バンプマップとして使用するカスタムイメージを割り当てるイメージウェル。イメージを「レイヤー」リストまたは「メディア」リストからこのウェルにドラッグします。
バンプマップのタイプ:バンプマップを「高さ」として解釈するか、「通常」として解釈するかを設定するスライダ。「高さ」として解釈する場合はイメージのルミナンス、「通常」として解釈する場合は RGB マップイメージを使ってバンプのパターンが決定されます。
反転:このチェックボックスを選択すると、イメージ内の明るい要素と暗い要素を入れ替えて、結果的にバンプの見かけの高さを反転することができます。
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ラップモード:イメージがテキストオブジェクトより小さい場合の処理方法を設定するポップアップメニューです。以下のいずれかのオプションを選択します:
なし:イメージが一度だけ適用されます。イメージの範囲を超える部分のテキストオブジェクトの領域は覆われません。
繰り返し:イメージが必要な分だけ繰り返し適用され、元のイメージの範囲を超える領域を埋めるために、パターンが作成されます。
鏡像:イメージがテキストオブジェクトに適用された後、元のイメージの範囲を超える領域を覆うために、上下左右が反転されてもう一度適用されます。
配置:テキストオブジェクトにどのようにテクスチャを適用するかを設定するコントロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると使用できます。詳しくは、「配置」コントロールを参照してください。
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ブレンドモード:複数のバンプレイヤー間の相互作用を設定するポップアップメニューです。2 つのオプションのいずれかを選択します:
加算:数学的な加算演算が実行され、各レイヤーの明るい領域の効果がレイヤーを通して現れます。
置き換える:「インスペクタ」の一番上のレイヤーとその下にあるレイヤーが重なっている個所で、常に一番上のレイヤーが表示されます。