レイヤーおよびグループを表示する/隠す/ソロにする/ロックする
「レイヤー」リストで、レイヤーとグループを無効にして、コンポジションから削除せずにキャンバスで見えないように隠すことができます。たとえば、大きなイメージレイヤーが、キャンバスでほかのレイヤーを調整する際の妨げになっている場合は、妨げになっているレイヤーを一時的に無効にすることができます。同様に、フィルタ、ビヘイビア、マスクなどのエフェクトオブジェクトを無効にして、レイヤーとグループに対するエフェクトを一時的に削除できます。
グループを無効にすると、その中にネストされているすべてのレイヤーやグループも隠れます。隠したレイヤーやグループは、プロジェクトを書き出すときには含まれません。
誤って変更されないように、「レイヤー」リストでグループまたはレイヤーをソロにしたり、ロックしたりすることもできます。
オブジェクトを有効にする/無効にする
イメージレイヤーまたはグループを無効にすると、それらがキャンバスで非表示になります。エフェクトオブジェクト(ビヘイビアやフィルタなど)を無効にすると、そのエフェクトが無効になります。
以下のいずれかの操作を行います:
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「レイヤー」リストで、オブジェクトの左にあるアクティブ化チェックボックスの選択を解除します。
オブジェクトを選択し、「オブジェクト」>「アクティブ」と選択します(または、Control + T キーを押します)。
Control キーを押しながらオブジェクトをクリックし、ショートカットメニューの「アクティブ」を選択します。
無効にすると、「レイヤー」リストのオブジェクトが淡色表示になります。無効にしたレイヤーはキャンバスに表示されません。無効にしたエフェクトオブジェクトは適用先のグループまたはレイヤーを変更することがありません。
参考: グループ内のレイヤーを無効にすると、上位のグループのチェックボックスにチェックマークではなくダッシュが表示され、見えていないレイヤーがあることが分かります。
レイヤーまたはグループをソロにする
レイヤーまたはグループを「ソロ」にして、プロジェクト内のほかのすべてのレイヤーおよびグループを隠すことができます。このテクニックは、キャンバスでコンポジションのほかのオブジェクトに干渉せずにレイヤーまたはグループを単独でアニメートする場合や操作する場合に便利です。
「レイヤー」リストで、ソロにするレイヤーまたはグループを選択します。
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「オブジェクト」>「ソロ」と選択します(または、Control + S キーを押します)。
参考: Control キーを押しながら、「レイヤー」リストのオブジェクトをクリックし、ショートカットメニューから「ソロ」を選択することもできます。
ほかのレイヤーやグループはすべて非アクティブになり、ソロにしたオブジェクトだけがキャンバスに表示されます。選択している項目がソロの場合、メニュー項目「ソロ」横にチェックマークが表示されます。
オブジェクトをロックする
ロックされたオブジェクトは、変更や移動はできません。また、それらのパラメータも変更またはアニメートできません。ただし、レイヤーまたはグループにすでに適用されているアニメーションとビヘイビアはロック後も再生されます。グループをロックすると、その中にネストされているすべてのレイヤーやグループもロックされます。
参考: 公開したパラメータ(「Final Cut Pro X」用)を含むオブジェクトはロックできません。それらのオブジェクトでは、ロックコントロールが淡色で表示されます。パラメータの公開について詳しくは、パラメータコントロールの追加の概要を参照してください。
以下のいずれかの操作を行います:
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「レイヤー」リストで、オブジェクトの右にあるロックアイコンをクリックします。
「レイヤー」リストで、レイヤー、グループ、またはエフェクトオブジェクトを選択してから、「オブジェクト」>「ロック」と選択します(または、Control + L キーを押します)。
キャンバスで、無効になっているレイヤー(または無効になっているレイヤーのグループ)の境界ボックスが白になり、その項目がロックされていることを示します。