レイヤーをクロップする
「クロップ」ツールを選択することでアクティブになるキャンバスコントロールを使って、レイヤーの境界のサイズを変更できます。
クロップを使うと、レイヤーの 4 つのエッジのいずれかを切り取って、コンポジション内で表示しない部分を削除することができます。クロップを使うレイヤーには、黒い線が出るビデオクリップや、周囲のエッジに不要なビネット(減光)が発生しているものなどがあります。クロップ操作を使用して、これらの望ましくないアーチファクトを取り除くことができます。レイヤーをクロップして、イメージ内の 1 つのエレメントを分離することもできます。
「クロップ」ツールを使用して読み込みイメージをクロップすると(レイヤーの「情報」インスペクタで「クロップ」コントロールを使用するのと同じ結果になります)、当該ファイルのインスタンスだけがクロップされます。「メディア」リストのソースイメージはクロップされません。ソースイメージをクロップするには、「メディア」リストでレイヤーを選択し、「メディア」インスペクタで「クロップ」ツールを使う必要があります。詳しくは、「メディア」インスペクタ内のソース・メディア・コントロールを参照してください。
参考: 不規則なシェイプのレイヤーを分離する必要がある場合や、特定のシェイプの枠線を作成する場合は、シェイプ、マスク、およびペイントストロークの概要を参照してください。
キャンバス内でレイヤーをクロップする
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「レイヤー」リストまたはキャンバスでレイヤーを選択します。
キャンバスで、選択したレイヤーの周りに境界ボックスが表示されます。
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ツールバーで 2D 変形ツールのポップアップメニューをクリックしてマウスボタンを押したままにし、「クロップ」ツールを選択します。
キャンバスの選択したレイヤーの周りに、8 個のクロップハンドルを持つ境界ボックスが表示されます。
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必要に応じて以下の操作を行います:
1 つのエッジをクロップする:上、下、右、左のハンドルをドラッグします。
隣接する 2 つのエッジをクロップする:コーナーハンドルをドラッグします。
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元のアスペクト比を維持したままクロップする:Shift キーを押しながら、ハンドルをドラッグします。
レイヤーの幅と高さの比率が維持されます。
参考: レイヤーが「歪み」ツールで変更されると、「クロップ」ツールとオンスクリーンコントロールは無効になります。ただし、歪みが適用されているレイヤーは、「情報」インスペクタにある「クロップ」パラメータを調整することで、クロップできます。
「情報」インスペクタの「クロップ」パラメータがアップデートされます。
下地になっているイメージを固定したままクロップエリアを移動する
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クロップエリア内でドラッグします。
クロップエリアが移動して、クロップのサイズやシェイプを変更せずにクロップを新しい位置に調整できます。
クロップエリアを固定したままイメージを移動する
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Command キーを押したまま、クロップエリア内をドラッグします。
クロップエリアは動きませんが、その下のイメージが移動するため、レイヤーの表示領域を変更できます。