Motion プロジェクトファイルを別のコンピュータに移動するには、プロジェクトが使用する QuickTime、静止画像、オーディオファイルなどすべてのメディアも移動する必要があります。さらに、プロジェクトで他社製 Motion プラグインや非標準のフォントを使用している場合は、それらも移動先のコンピュータにインストールする必要があります。インストールしなければ、それらはプロジェクトで使用できません。

同様に、プロジェクトを完了してアーカイブを作成する際には、プロジェクトファイル、およびプロジェクトで使用するすべてのメディア、グラフィックス、フォント、カスタムビヘイビア、フィルタ、他社製アドオンをアーカイブすることをお勧めします。後々の改訂でプロジェクトを元に戻す必要が生じた場合、すぐに開始するにはこれらすべてが必要です。

1. プロジェクトを保存する／自動保存する／元に戻すの「プロジェクトを保存してすべてのプロジェクトメディアを 1 つのフォルダにまとめる」で説明する通りに、「メディアの保存」オプションを使用してプロジェクトファイルを保存します。

2. 保存したプロジェクトファイルおよびプロジェクトで使用されるすべてのメディアが含まれるフォルダを別のコンピュータにコピーします。

各カスタマイズ済みオブジェクトを Motion ライブラリにドラッグすると、それらはコンピュータの「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Library/」フォルダに個別のファイルとして保存されます。保存済みカスタムオブジェクトは .molo 拡張子（「Motion Library object」）で OS X Finder に表示されますが、それらを Finder から開くことはできません。

ただし、保存済みオブジェクトを「Motion」がインストールされた別のコンピュータに移動してから、それらに「Motion」ライブラリからアクセスすることはできます。カスタムオブジェクトの保存について詳しくは、カスタムオブジェクトを「ライブラリ」に保存するを参照してください。

1. OS X Finder で、「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Library/」フォルダを開きます。

   参考： 「ライブラリ」フォルダが OS X Finder で隠されている場合は、Option キーを押したまま、「移動」＞「ライブラリ」と選択します。

2. 保存済みカスタム・オブジェクト・ファイル（拡張子が .molo）を「Motion」がインストールされた別のコンピュータの「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Library/」フォルダにコピーします。

読み込み済みグラフィックス、イメージ、またはムービーファイルのうち、カスタムの素材を作成するために使用するものがある場合は、必ずそれらもコピーしてください（パーティクルエミッタのソースとして使用される JPEG ファイルなど）。プロジェクトを開いた後、ソース・メディア・ファイルに再接続してください。詳しくは、オフライン・メディア・ファイルを再接続するの「「メディア」インスペクタでオフラインメディアを再接続する」を参照してください。

カスタム・プロジェクト・プリセット（Broadcast HD 720 など）を作成した場合、それらは個別ファイルとしてコンピュータの「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Library/」フォルダに保存されます。作成したカスタムプリセットをよく使用する場合は、それらを「Motion」がインストールされたほかのコンピュータに移動できます。

1. OS X Finder で、カスタム・プリセット・ファイルをそのコンピュータの「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Presets/」フォルダで開きます。

   参考： 「ライブラリ」フォルダが OS X Finder で隠されている場合は、Option キーを押したまま、「移動」＞「ライブラリ」と選択します。

2. カスタム・プリセット・ファイル（拡張子が .preset）をそのコンピュータの「/ユーザ/ユーザ名/ライブラリ/Application Support/Motion/Presets/」フォルダにコピーします。

プロジェクトプリセットの作成方法について詳しくは、プロジェクトプリセットを作成する／編集する／削除するを参照してください。