グラデーションエディタのコントロール

色で塗りつぶせる属性のほとんどは、グラデーションで塗りつぶすこともできます。グラデーションコントロールは、カラーコントロールと同様に複雑な設定の集まりで、展開することでより正確に制御できます。これらの展開されたコントロールを使って、キーフレームを追加したり、グラデーションエフェクトのアニメーションを作成したりできます。

グラデーションコントロール

グラデーションをカスタマイズまたは変更するには、「インスペクタ」の「グラデーション」行の開閉用三角ボタンをクリックして、詳細なグラデーションコントロールを表示します:

  • グラデーション・プリセット・ポップアップメニュー:プリセットのグラデーションを適用したりカスタムのグラデーションを保存したりするために使用する、グラデーションコントロールの上部にあるラベルなしのポップアップメニュー。

  • グラフィックのコントロール:不透明度、カラー、グラデーションの広がりを設定したりプレビューしたりできる 3 つの水平バーです。

    一番上にある白の細いバー(不透明度バー)で、グラデーションの不透明度と透明度を制御します。グラデーションの不透明度の広がりを調整するには、小さいボックス型の不透明度タグをバーに沿って横にドラッグします。不透明度バーをクリックして不透明度タグを追加し、透明度のレベルが変化するグラデーションを作成することができます。不透明度タグを削除するには、カラーバーから離すようにタグをドラッグします。不透明度タグの値を変更するには、不透明度スライダ(後述)を選択してドラッグします。

    不透明度タグの値の範囲は、0 %(完全に透明)〜 100 %(完全に不透明)です。2 つの不透明度タグ間のトランジションを調整するには、中間コントロールをドラッグします。これは隣り合うタグ間にある小さな三角形で、「補間」が「連続的」(後述)に設定されている場合に使用できます。デフォルトでは、テキストに適用されるグラデーションの不透明度が 100 %に設定されています。

    中央の太いバーには、現在のグラデーションのプレビューが表示されます。

    一番下にある細いバー(グラデーションバー)で、グラデーションの色を制御します。グラデーションの色の広がりを調整するには、小さいボックス型のカラータグをバーに沿って横にドラッグします。カラータグを追加するには、グラデーションバー内をクリックします。カラータグを削除するには、グラデーションバーから離すようにタグをドラッグします。カラータグの値を変更するには、タグを選択して下のカラーウェルから色を選ぶか、タグをダブルクリックして「カラー」ウインドウから色を選びます。カラータグ間のトランジションを調整するには、中間コントロールをドラッグします。これは隣り合うタグ間にある小さな三角形で、「補間」が「連続的」に設定されている場合に使用できます。

    カラータグを選択すると、「カラー」コントロールと「場所」コントロール(後述)が有効になります。不透明度タグを選択すると、不透明度スライダ(後述)が有効になります。中間コントロールを選択すると、「中間」スライダ(後述)が有効になります。

  • カラー:グラデーションバーで選択したカラータグのヒューを設定するカラーウェルとスポイトです。カラーウェルの詳細は、基本のカラーコントロールを参照してください。

  • 不透明度:不透明度バーで選択した不透明度タグの透明度を設定するスライダです。値の範囲は、0 %(完全に透明)〜 100 %(完全に不透明)です。

  • 補間:選択したカラータグまたは不透明度タグの補間を設定するポップアップメニューです。3 つのオプションがあります:

    • 直線状:グラデーションタグ間に不透明度または色を均等に分布します。

    • 連続的:隣り合う不透明度タグまたはカラータグ間の調整可能な変化率を設定します。変化率を調整するには、不透明度バーまたはグラデーションバーの中間コントロールをドラッグするか、「中間」スライダ(後述)をドラッグします。

    • 一定:カラータグまたは不透明度タグから一定に色の分布を作成して、グラデーションの左から右へ移動させます。たとえば、左のカラータグが「一定」に設定されている場合、そのタグとすぐ右のタグの間のグラデーションは均一の単色になります。

      グラデーションエディタに、「一定」補間方法を使って分布されたカラータグが表示されています
  • 中間:不透明度バーおよびグラデーションバーの中間コントロールと同じ機能を備え、不透明度タグまたはカラータグ間のトランジションポイントを調整するスライダです。中間コントロールを選択すると、「中間」スライダが使用可能になります。

  • 場所:選択した不透明度タグまたはカラータグの位置を調整するスライダです。

  • タイプ:直線状または放射状のグラデーションを選択できるポップアップメニューです。

  • 開始:選択したオブジェクトのグラデーションの開始位置を設定する値スライダです。このパラメータは、グラデーション全体、つまり色と不透明度に影響します。開閉用三角ボタンをクリックすると、X および Y の値スライダが横ではなく縦に積み重ねて表示されます。

    • X:グラデーションの X 開始位置を制御します。

    • Y:グラデーションの Y 開始位置を制御します。

      グラデーションエディタの「開始」パラメータと「終了」パラメータ
  • 終了:選択したオブジェクトのグラデーションの終了位置を設定する値スライダです。このパラメータは、グラデーション全体、つまり色と不透明度に影響します。開閉用三角ボタンをクリックすると、X および Y の値スライダが横ではなく縦に積み重ねて表示されます。

    • X:グラデーションの X 終了位置を制御します。

    • Y:グラデーションの Y 終了位置を制御します。

    参考: 「開始」パラメータと「終了」パラメータはテキストグラデーションには表示されません。

  • アングル:「タイプ」ポップアップメニューが「直線状」に設定されている場合、このダイヤルで直線状のグラデーションの方向を指定します。このパラメータは、テキストグラデーションの場合のみ表示されます。

    「インスペクタ」に、グラデーションエディタのコントロールが展開されて表示されています