「インスペクタ」でリプリケータを調整する

リプリケータのパラメータと、リプリケータセルのパラメータは密接に関係していますが、それぞれの目的が異なっています：

• リプリケータのパラメータは、リプリケータのパターンにおけるシェイプ全体、調整、オフセット、スタックの順番、構成順位、およびエレメントの数を制御します。

• リプリケータセルのパラメータは、リプリケータのパターン内にあるエレメントのビヘイビアとアピアランスを制御します。

1 つのセル（1 つのソースイメージ）しか含まれてないリプリケータでは、同じ「リプリケータ」インスペクタに「リプリケータ」コントロールと「リプリケータセル」コントロールが表示されます。この場合、これらのコントロールを使ってリプリケータのあらゆる面を制御できます。ただし、複数のセルが含まれるリプリケータでは、各セルに独自の「リプリケータセル」インスペクタが用意され、そのセルに関するすべてのパラメータが表示されます。

リプリケータパラメータは動的で、「シェイプ」ポップアップメニューと「調整」ポップアップメニューで選択する項目に応じて、さまざまなコントロールが表示されます（「調整」ポップアップメニュー自体が動的で、追加パラメータを呼び出します）。たとえば、パターンシェイプとして「矩形」が選択されている場合、矩形のサイズや行と列の数といった属性を変更できる追加のパラメータが「インスペクタ」に表示されます。「スパイラル」をシェイプとして選択した場合は、スパイラルの半径、スパイラルのツイストとアームの数、アームごとのポイント（シェイプ上でエレメントを配置する位置）数などの属性を調整できるパラメータが表示されます。

さらに選択したシェイプの配置によっても、使用できるパラメータが変わります。パラメータを数個変更するだけで、外観を大きく変えることができます。