プリセットリプリケータを追加する／カスタムリプリケータを作成する

主に次の 2 つの方法で、プロジェクトにリプリケータを追加できます：

「ライブラリ」の「リプリケータ」カテゴリからプリセットを選択します。
独自のイメージ、シェイプ、またはビデオクリップをセルソースとして使用して、カスタムリプリケータを作成します。複数のセルソースを使うことで、リプリケータの複雑さを高めることができます。

「ライブラリ」からプリセットのリプリケータを追加する

プロジェクトにリプリケータシステムを追加する最も簡単な方法は、「ライブラリ」の「リプリケータ」カテゴリにあるプリセットを使うことです。

「ライブラリ」で「リプリケータ」カテゴリを選択してから、「マット」、「トランジション」、「背景」などのサブカテゴリを選択します。
カテゴリとサブカテゴリの下にある「ライブラリ」スタックで、リプリケータオブジェクトを選択します。
「ライブラリ」のプレビュー領域に選択したリプリケータのプレビューが表示されます。
以下のいずれかの操作を行います：
- プレビュー領域の「適用」をクリックして、リプリケータをキャンバスの中央に追加します。
  参考：「Motion」環境設定の「プロジェクト」パネルで、「レイヤーの作成位置」を「プロジェクトの先頭」に設定した場合、先頭のフレームにリプリケータが追加されます。はじめて読み込む場合を参照してください。
- リプリケータを「ライブラリ」スタックからキャンバス内の表示したい位置までドラッグします。
- リプリケータを「ライブラリ」スタックから「レイヤー」リストまたは「タイムライン」レイヤーリスト内のグループにドラッグします。
- リプリケータを「タイムライン」のトラック領域またはミニタイムラインにドラッグします。新しいリプリケータを開始したいフレームまでドラッグしたら、マウスボタンを放します。
  プロジェクトにリプリケータプリセットが表示されます。プリセットは、「レイヤー」リストで下にあるオブジェクトの上に合成されます。

必要に応じて、HUD または「リプリケータ」インスペクタでリプリケータのパラメータを変更できます。プリセット・イメージ・ソースを、手持ちのいずれかのイメージ、クリップ、シェイプ、テキストレイヤーに置き換えることもできます。詳しくは、リプリケータの調整の概要を参照してください。プロジェクトに追加した後でなければ、リプリケータは変更できません。

簡単なカスタムリプリケータを作成する

プロジェクト内のイメージレイヤーをセルのソースとして指定することで、カスタム・リプリケータ・パターンを作成することができます。そのレイヤーにリプリケータを適用すると、非アニメーションの塗りつぶし矩形パターンが作成されます。次に、プロジェクトのニーズに合わせて、「リプリケータ」パラメータを変更します。

カスタムリプリケータのセルソースとして使用するレイヤーを作成します。
この例では、「ライブラリ」の「コンテンツ」フォルダから鳥のグラフィックを使います。
「レイヤー」リストまたはキャンバスでレイヤーを選択してから、以下のいずれかの操作を行います：
- ツールバーの「リプリケータ」ボタンをクリックします。
- 「オブジェクト」＞「リプリケータを作成」と選択します（または L キーを押します）。
新しいカスタムリプリケータのレイヤーが、すでに追加されているほかのレイヤーと合成されて「レイヤー」リストおよびキャンバスに表示されます。

必要に応じて、HUD または「リプリケータ」インスペクタでリプリケータのパラメータを変更できます。詳しくは、リプリケータの調整の概要を参照してください。

複数のソースレイヤーを使って複雑なリプリケータを作成する

1 つのリプリケータに複数のイメージソースを追加することで、複数のエレメントを含む複雑なパターンを作成することができます。各ソースはリプリケータ内のセルになり、各セルは独自のパラメータセットを持ちます。

「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、リプリケータを作成するレイヤーを選択します。
この例では、「ライブラリ」の「コンテンツ」フォルダから 2 つのグラフィックスを使います。
参考：連続したレイヤーを選択するには Shift キーを押しながらクリックし、連続していないレイヤーを選択するには Command キーを押しながらクリックします。
以下のいずれかの操作を行います：
- ツールバーの「リプリケータ」ボタンをクリックします。
- 「オブジェクト」＞「リプリケータを作成」と選択します（または L キーを押します）。
デフォルトの矩形リプリケータパターンのセルは、ソースレイヤーから作成されます（コンポジション用にソースレイヤーの選択は解除されます）。
複数のセルによってリプリケータパターンが作成される場合、パターン上の同じ場所にエレメントが表示されます。リプリケータは、ソースの位置を平均化した位置に表示されます。

既存のリプリケータにセルを追加する

「レイヤー」リストで、既存のイメージレイヤーをリプリケータ上にドラッグします。
参考：「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」からリプリケータにメディア項目をドラッグした場合、項目はリプリケータに追加されるのではなく、新しいグループ内の新しいレイヤーとしてプロジェクトに追加されます。

レイヤーはリプリケータ内の新しいセルとして複製されます。
参考：リプリケータにドラッグするレイヤーがシェイプまたはマスクの場合には、ドロップメニューが表示されて、スプラインオブジェクトをリプリケータセルとして追加するか、またはマスクとして追加するかを選択できます。詳しくは、リプリケータでフィルタとマスクを使用するを参照してください。