コンピュータグラフィックスとビデオでのカラーの差異
色域とガンマについて Rec. 709 ビデオ標準を採用する放送用ビデオモニタで表示できる色の範囲は、コンピュータで表示できる色の範囲とは異なります。このため、ビデオディスプレイで明るく鮮明に見える色であっても、コンピュータに表示すると暗く見えます。
さらに、放送で許可されているビデオ範囲を超えるメディアを出力すると、一部の色が過飽和状態となり、イメージのほかの部分を切り取ったりにじみ出たりすることがあります。この問題は、グラフィックスやアニメーションで使用するカラーパレットを制御することにより回避できます。コンポジットを作成するときは、使用可能な最も明るく、最も濃いシェードのカラーを使いたいという気持ちを抑えながら、ビデオに出力します。