モーションに連動
「モーションに連動」ビヘイビアは、アニメーションパスに沿って動くオブジェクトの方向が、進行方向に合うようにオブジェクトの回転を変更します。このビヘイビアは、オブジェクトの位置をアニメートする「シミュレーション」ビヘイビアや、ユーザが作成したキーフレームを使ったアニメーションパスと連携して使うことを前提にしています。
参考: 「モーションに連動」ビヘイビアは、「モーションパス」ビヘイビアを使ってアニメートされているオブジェクトでは機能しません。代わりに、「モーションにスナップ」ビヘイビア(「基本モーション」サブカテゴリ内)を使用してください。
方向の変化に正確に一致する向きに絶対的に変化させる「モーションにスナップ」ビヘイビアと異なり、「モーションに連動」ビヘイビアは弾力的に反応するので、より生き生きとしたエフェクトが得られます。
上の例(左)では、キーフレームが設定されたアニメーションパス上を飛行機が移動しますが、アニメーションパスに対して向きが揃っていません(回転ハンドルで分かります)。「モーションに連動」ビヘイビアを使うと、飛行機がアニメーションパスの進行方向を向くように、飛行機の回転のアングルが変わります。「ドラッグ」パラメータを調整すると、オブジェクトがアニメーションパスのカーブに沿って曲がる際に、アンカーポイントを中心に激しく方向を変えるようにすることができます。
「ビヘイビア」インスペクタのコントロールを使って、このビヘイビアを調整します:
サブオブジェクトに適用:このビヘイビアを、グループ、パーティクルエミッタ、リプリケータ、テキストレイヤーなど、複数の子オブジェクトを含むオブジェクトに適用した場合に使用できるチェックボックスです。このチェックボックスを選択すると、親オブジェクト内のすべてのオブジェクトは、個別に作用を受けます。このチェックボックスの選択を解除すると、親オブジェクト内のすべてのオブジェクトが一様にビヘイビアの作用を受けます。
回転軸:オブジェクトの回転軸を X、Y、Z の中から選択するポップアップメニューです。「すべて」を選択して、すべての軸に対してオブジェクトを回転させることもできます。デフォルトの回転座標軸は Z です。
座標軸:オブジェクトを上下と左右のどちらの座標軸で調整するかを指定するポップアップメニューです。
座標軸を反転:オブジェクトが動きに合わせる向きを反転させるチェックボックスです。
バネの強さ:オブジェクトの向きでの変化に応じて、いかにすばやくオブジェクトが回転するかを調整するスライダです。値を小さくすると、オブジェクトの位置の変化と、それに続く回転の変化までの間に遅れが生じます。値を大きくすると、回転の変化の反応がより俊敏になります。
ドラッグ:このビヘイビアによって生じる回転での変化が、オブジェクトの新しい進行方向を超えるかどうかを調整するスライダです。「ドラッグ」の値を小さくすると回転の変化に弾力性が生じ、オブジェクトが進行方向の変化よりも大きく左右に回転します。「ドラッグ」の値を大きくすると上記のエフェクトが抑えられ、オブジェクトの回転は進行方向の変化に、より追従するようになります。また、値が大きいと、オブジェクトの回転がオブジェクトの位置の変化よりも遅れるようになります。