「タイムライン」のトラック領域でビデオレイヤーをスリップする

ビデオレイヤーの継続時間や「タイムライン」での表示位置を変更しないでソースクリップの別の部分を使いたい場合は、そのレイヤーをスリップします。

重要: スリップはビデオレイヤーのタイムバーをトリムしたでなければ実行できません。

たとえば、ドアが開く 3 秒間のショットを 1 秒間にトリムしたい場合、「スリップ」機能を使用すると、どの 1 秒を使用するかを選択できます。この場合、ドアがドア枠から離れる最初の 1 秒、ドアが回転して開く次の 1 秒、またはドアが壁にぶつかる最後の 1 秒のいずれかを選択できます。

オブジェクトをスリップ中の「タイムライン」

トリムと同様に、トラック領域でビデオレイヤーをスリップするときは、オブジェクトのソースクリップであとどのくらいの素材を使用できるかが視覚的に表示されます。バーのいずれかの端に延長部分が淡色で表示されている場合は、ソース・ビデオ・クリップに未使用のフレームがあることを示します。バーをスリップできるのは、ソースメディアにある未使用のフレームの範囲内のみです。

「タイムライン」でビデオレイヤーをスリップする

  1. ポインタをビデオレイヤーのタイムバーに合わせて、Option キーを押したままにします。

    ポインタがスリップポインタに変わります。

    「タイムライン」のスリップポインタ
  2. Option キーを押したまま、バーの中央部分を左または右にドラッグします。

    左にドラッグするとフレームがソース素材の後半部分と置き換えられ、右にドラッグするとクリップの前半部分と置き換えられます。