ペイントストロークを作成する

ペイントストロークを作成し、HUD のコントロールを使ってストローク属性をプレビューします。

フリーハンドのペイントストロークを描く

  1. ツールバーで「ペイントストローク」ツールを選択します(または P キーを押します)。

    ツールバーの「ペイントストローク」ツール

    「ペイントストロークツール」HUD が表示されます。(表示されない場合は、F7 キーを押します。)

    重要: ほかの描画ツールの HUD と同様に、「ペイントストロークツール」HUD は「ペイントストローク」ツールの選択後、キャンバスでストロークを作成する前にだけ利用できます。「ペイントストロークツール」HUD では、ストロークを描画する前に、スタイラスペンの筆圧と速度の影響を受ける属性を設定できます。

    HUD。「ペイントストローク」の設定が表示されています

    「シェイプのスタイル」パラメータでのデフォルトのブラシタイプは「基本単色」です。ペイントストロークのスタイルを定義して、ブラシタイプを変更できます。

  2. 以下のように HUD でペイントストロークのスタイルを定義します:

    1. 「シェイプのスタイル」のプリセットのポップアップメニューをクリックし、オプションを選択します。

    2. 「ブラシのカラー」と「幅」の設定を変更します。

      プリセットを使用しない場合は、「基本単色」のストロークが作成されます。ストロークを作成した後でも、「インスペクタ」を使ってプリセットをストロークに適用できます。プリセットよりも、この HUD で設定されたストロークの幅と色が優先されます。

    参考: 「シェイプのスタイル」が「単色ブラシ」に設定されている場合は、「筆圧」と「ペンの速度」のパラメータは使用できません。

  3. 時間の経過と共に描画されるストロークを作成する場合は、「なぞり描き」チェックボックスを選択します。

    「なぞり描き」チェックボックスを選択すると、「なぞり描き」ビヘイビアがストロークに適用されます。ほかのビヘイビアと同様に、このビヘイビアのパラメータは HUD または「インスペクタ」で変更することができます。「なぞり描き」ビヘイビアの使いかたについて詳しくは、なぞり描きを参照してください。

  4. キャンバスでストロークを描画してから、S または Esc キーを押して「選択/変形」ツールを有効にします。

    「ペイントストロークツール」HUD が「シェイプ」HUD に置き換わり、ほかのすべてのシェイプの HUD と同一の基本パラメータが表示されます。そのため、ストロークの描画後に、そのペイントブラシと塗り付けに固有のパラメータを変更するには、「インスペクタ」を使用する必要があります。

「ペイントストロークツール」HUD でペイントストロークをプレビューする

「ペイントストロークツール」HUD の下の部分には、ペイントストロークのエフェクトのプレビューを表示するスケッチ領域があります。ペイントストロークのスタイルを選択すると、そのスタイルが後続のペイントストロークに対しても選択され、別のシェイプスタイルを選択するまでその状態が続きます。別のスタイルは、HUD でペイントストロークを作成する前、または「インスペクタ」でペイントストロークを作成した後に選択できます。

参考: 「シェイプ」インスペクタで、ペイントストロークを作成する前にシェイプスタイルを選択することはできません。

  1. ツールバーで「ペイントストローク」ツールを選択します。

  2. 以下のいずれかの操作を行います:

    • 「ペイントストロークツール」HUD にある「シェイプのスタイル」ポップアップメニューからブラシを選択し、スケッチ領域にストロークを描画して、ペイントストロークのプレビューを表示します。

    • 「なぞり描き」チェックボックスを選択し、スケッチ領域にストロークを描いた後、「再生」ボタンをクリックして、なぞり描きのストロークのプレビューを表示します。

    • 「シェイプのスタイル」ポップアップメニューからプリセットを選択して、スケッチ領域の既存のストロークに適用します。

      「ペイントストロークツール」HUD

      プリセットがアニメーションのストロークの場合、ストロークは自動的にスケッチ領域に描画されます。「再生」ボタンを押すと、ストロークのアニメーションがもう一度表示されます。

既存のペイントストロークのスタイルを変更する

  1. 「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、既存のペイントストロークを選択します。

  2. 「シェイプ」HUD または「シェイプ」インスペクタの「スタイル」パネルで、「シェイプのスタイル」ポップアップメニューをクリックし、別のオプションを選択します。

ペイントストロークを「パーティクル化」する

ペイントストローク内の個々の塗り付けをアニメートして、爆発するパーティクルエフェクトを作成できます。

  1. 「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、既存のペイントストロークを選択します。

  2. 「シェイプ」インスペクタの「スタイル」パネルで、「ブラシタイプ」ポップアップメニューから「エアーブラシ」を選択します(まだ選択されていない場合)。

  3. 「詳細」パネルで「ダイナミクス」チェックボックスを選択し、スペースバーを押してプロジェクトを再生します。

    塗り付けがキャンバスで広がっていきます。

  4. 塗り付けのアニメーションをさらに改良するには、「ダイナミクス」のコントロールを調整します。

時間の経過に伴ってストロークをペイントする

  1. ツールバーで「ペイントストローク」ツールを選択します(または P キーを押します)。

    「ペイントストロークツール」HUD が表示されます。HUD が表示されない場合は、F7 キーまたは D キーを押します。

  2. 「ツール」HUD で、「なぞり描き」チェックボックスを選択して、ほかに必要なストローク設定があれば選択します。

  3. キャンバスでストロークを作成します。

  4. ストロークを描き終えたら、Esc キーを押してペイントモードを終了します。

    「ペイントストロークツール」HUD に代わって、「シェイプ」HUD が表示されます。「レイヤー」リストで、ストロークに「なぞり描き」シェイプビヘイビアが適用されます。「なぞり描き」パラメータを変更するには、ビヘイビアを選択し、HUD または「ビヘイビア」インスペクタを使います。

    ストロークの描画速度が速いほど、「なぞり描き」ビヘイビアの継続時間が短くなります。

    参考: 「Motion」環境設定のプロジェクトパネルにある「レイヤーの作成位置」オプションが「現在のフレーム」に設定されている場合、ペイントストロークは現在の再生ヘッド位置に作成されます。「プロジェクトの先頭」に設定されている場合、ストロークはフレーム 1 で作成されます。「レイヤーの作成位置」オプションについて詳しくは、はじめて読み込む場合を参照してください。

  5. プロジェクトを再生します。

    ストロークが、プロジェクトの再生に合わせてペイントされていきます。

  6. ストロークがペイントされる速度を変更するには、「タイムライン」またはミニタイムラインでビヘイビアバーの継続時間を調整します。

    詳しくは、なぞり描きを参照してください。

既存のシェイプを使って「なぞり描き」ストロークを作成する

既存のシェイプに「なぞり描き」ビヘイビアを適用して、シェイプのアウトラインを時間の経過と共に描くことができます。「なぞり描き」ビヘイビアはアウトラインのみに影響するため、「シェイプ」インスペクタの「スタイル」パネルで「アウトライン」チェックボックスが選択されている必要があります。

キャンバス。既存のシェイプに適用されている「なぞり描き」ビヘイビアの例が表示されています

参考: 既存のシェイプに「なぞり描き」ビヘイビアを追加すると、ビヘイビアの継続時間は適用先シェイプの継続時間と同じになります。

  1. 使用するシェイプを選択し、HUD または「シェイプ」インスペクタの「スタイル」パネルで「アウトライン」チェックボックスを選択します。

    参考: 「塗りつぶし」チェックボックスを選択されたままにすることもできますが、「なぞり描き」ビヘイビアの影響を受けるのはアウトラインに限られます。

  2. ツールバーで「ビヘイビアを追加」ポップアップメニューをクリックし、「シェイプ」>「なぞり描き」と選択します。

    ツールバーの「ビヘイビアを追加」ポップアップメニュー

    「レイヤー」リストに「なぞり描き」ビヘイビアが表示されます。再生ヘッドがシェイプの先頭にある場合は、シェイプの表示が消え、パスのみが表示されます。

  3. プロジェクトを再生します(スペースバーを押します)。

    アウトラインがビヘイビアの長さにわたって描画されます。

  4. ストロークがペイントされる速度を調整するには、「タイムライン」またはミニタイムラインでビヘイビアバーの継続時間を調整します。

  5. ストロークの情報を調整するには、「シェイプ」インスペクタを使います。

    詳しくは、「ストローク」パネルを参照してください。