シェイプをランダム化

「シェイプをランダム化」ビヘイビアでは、シェイプの各ポイントにランダムなオフセットを適用することによって、シェイプのコントロールポイントをアニメートします。

「シェイプをランダム化」ビヘイビアがシェイプに適用されると、デフォルトでシェイプのすべてのコントロールポイントが影響を受けます。このビヘイビアが選択されている場合、影響を受けるコントロールポイントが中心に白のドットのある青になり、青のシェイプ・ビヘイビア・スプライン上に並びます。コントロールポイントを無効にするには、コントロールポイントをクリックします。無効にされたポイントは、中心に暗いドットのある濃い青になります。

「キャンバス」ウインドウ。「シェイプをランダム化」ビヘイビアが適用されたシェイプが表示されています

参考: 「シェイプをランダム化」ビヘイビアを単純なシェイプ(コントロールポイントがないシェイプ)に適用すると、シェイプを変換するかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。

「ビヘイビア」インスペクタの以下のコントロールを使って、「シェイプをランダム化」ビヘイビアを調整できます:

  • 量:「適用モード」(後述)が「追加」、「減算」、「追加と減算」のいずれかに設定されているときに使用できるスライダで、「ランダム化」ビヘイビアによって生成される最大値を定義します。

  • 乗算:「適用モード」(後述)が「乗算」に設定されているときに使用できるスライダで、「ランダム化」ビヘイビアによって生成される最大値を定義します。

  • 適用:シェイプ上のどこにビヘイビアが適用されるかを定義するポップアップメニューです。3 つのオプションがあります:

    • 点:シェイプのコントロールポイントがランダム化され、ビヘイビアの継続時間中にそれらの位置が変化します。

    • 接線:シェイプのコントロールポイントの接線ハンドル(コントロールポイント自体ではない)がランダム化されます。コントロールポイントは固定の位置にとどまり、ポイント間のカーブがアニメートされます。

    • ポイントと接線:コントロールポイントとハンドルの両方がアニメートされます。

  • 適用モード:このビヘイビアが生成する値と、同じ適用先のパラメータに作用しているほかのビヘイビアやキーフレームとの結合方法を決めるためのポップアップメニューです。4 つのオプションがあります:

    • 追加:このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響するほかのビヘイビアおよびキーフレームに加算されます。

    • 減算:このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響するほかのビヘイビアおよびキーフレームから減算されます。

    • 乗算:このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響するほかのビヘイビアおよびキーフレームに乗算されます。

    • 追加と減算:このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響するほかのビヘイビアおよびキーフレームに加算されてから減算されます。

  • 周波数:1 秒当たりのランダムな変化の回数を調整するためのスライダです。値を大きくすると変化が速くなり、値を小さくすると変化が遅くなります。

  • ノイズ量:設定した「周波数」にランダムな変数を重ね合わせるスライダです。「ノイズ量」の値を大きくすると、影響を受けるパラメータに、より不規則な変化が生じます。

  • リンク:このビヘイビアを、X と Y の値から成る 2 次元パラメータ(「歪み」など)または X、Y、Z の値から成る 3 次元パラメータ(「位置」や「回転」など)に適用した場合に使用できるチェックボックスです。X と Y の頂点に適用される変形を同じにしたい場合に、このチェックボックスを選択します。たとえば、X を+ 10 変化させると、Y も同じように+ 10 変化します。

  • アングルを保持:このチェックボックスを選択すると、接線ハンドルを平坦(のまま)にしてカーブの連続性を維持します。

  • ランダムシード:新しい「ランダムシード」の数値を選択するボタンです。このビヘイビアのほかのパラメータに基づいて、一連の値を新しくランダムに生成するためにこの数値が使われます。