「キーヤー」フィルタの概要

「キーヤー」フィルタは、ブルースクリーンまたはグリーンスクリーンの前で撮影された被写体を想定しています。ただし、このフィルタを使用して、ショット内の特定の色範囲からクロマキーを抽出することもできます。イメージ内でキーとなった部分は透明になり、背後のイメージが透けて見えます。

「キーヤー」フィルタでは、デフォルト設定でできる限りのキーイングが自動的に行われます。オブジェクトに「キーヤー」フィルタを適用すると、キャンバスに表示されたフレームが解析されて、緑や青の背景といった主要色が検出されます。この主要色が、基礎となるキーの許容度(コア透明度)を決める初期サンプルになり、生成されたキーがコンポジットの中で透明になります。自動的に検出された色の初期サンプルを使わずに、任意の色をキーにすることができ、さらに「フィルタ」インスペクタのパラメータコントロールを使用して設定を微調整できます。