「カメラ」インスペクタのコントロール

シーンカメラの特性は、「カメラ」インスペクタ(およびカメラ HUD)で変更できます。

「カメラ」インスペクタを開くには、キャンバス、「レイヤー」リスト、または「タイムライン」でカメラを選択し、「インスペクタ」で「カメラ」をクリックします。

「カメラ」インスペクタには、以下のパラメータコントロールがあります:

  • カメラタイプ:使用するカメラのタイプを設定するポップアップメニューです。次の 2 つのオプションがあります:

    • フレーミング:カメラの原点を焦平面に設定します。カメラの焦平面とは、カメラのローカル Z 軸(または視線)に沿った焦点距離と同じ位置にあり、ローカル Z 軸に対して垂直に交わる面のことです。

    • 表示ポイント:カメラの原点を投影の中心、仮想カメラの「内部」に設定します。

    フレーミングカメラと表示ポイントカメラの違いを示すキャンバス
  • 表示アングル:カメラの画角を数値で設定するスライダです。値の範囲は 0 〜 180 度です。

    参考: フレーミングカメラで「表示アングル」パラメータをアニメートすると、結果は、逆ドリーのエフェクトとなります。逆ドリーでは、カメラが移動する方向と逆の方向にズームインします。一方、表示ポイントカメラの「表示アングル」パラメータをアニメートすると、通常のカメラによるズーム効果が得られます。

    フレーミングカメラの表示アングルを変更したキャンバス
  • 近距離面:カメラからオブジェクトが見え始める距離を設定するスライダです。この距離より近くにあるオブジェクトは、このカメラの視点ではレンダリングされません。

  • 遠距離面:カメラからオブジェクトが見えなくなり始める距離を設定するスライダです。この距離より遠くにあるオブジェクトは、このカメラの視点ではレンダリングされません。

  • 近距離フェード:近距離面におけるぼかしかたを設定するスライダです。ぼかしかたは、近くにあるオブジェクトがフェードインする境界範囲を設定するものになります。

  • 遠距離フェード:遠距離面におけるぼかしかたを設定するスライダです。このぼかしかたにより、遠くにあるオブジェクトがフェードアウトする境界範囲を設定します。

    参考: カメラのフィールドの深度パラメータもこのウインドウに表示されます。これらのコントロールについて詳しくは、フィールドの深度の概要を参照してください。

カメラの HUD には、「インスペクタ」でも使用できる「カメラタイプ」、「表示アングル」、「焦点距離」、「DOF ブラー量」の各パラメータがあります。また、3D 変形コントロールも表示されます。詳しくは、3D 空間でレイヤーを変形するを参照してください。