HUD でレイヤーを変形する

「インスペクタ」と同様に、HUD(ヘッドアップディスプレイ)はコンテキストベースの機能で、選択したオブジェクトに基づいてコントロールが変化します。たとえば、イメージレイヤーを選択すると、その HUD には不透明度、ブレンドモード、およびドロップシャドウのコントロールが表示されます。

よく使うコントロールが表示されるヘッドアップディスプレイ(HUD)

シェイプレイヤーを選択すると、その HUD には塗りつぶし、アウトライン、幅、ぼかしなどを調整するための追加のコントロールが表示されます。レイヤーまたはグループにエフェクトオブジェクト(フィルタ、ビヘイビア、パーティクルエミッタなど)を適用すると、エフェクトの HUD も使用できるようになります。詳しくは、「Motion」のヘルプのこれらについて説明している章を参照してください。

HUD を表示する

以下のいずれかの操作を行います:

  • レイヤーまたはグループを選択してから、「ウインドウ」>「HUD を表示」と選択します(または F7 キーを押します)。

  • レイヤーまたはグループを選択して、ツールバーの「HUD を表示/隠す」ボタンをクリックします(タイミング表示の右にあります)。

    ツールバーの「HUD」ボタン
  • D キーを押します。

選択したレイヤーの HUD を切り替える

以下のいずれかの操作を行います:

  • HUD のタイトルバーの下向きの矢印をクリックして、選択したオブジェクトで表示可能なすべての HUD のリストを表示してから、表示する HUD をポップアップメニューから選択します。

    HUD に、コントロール・セット・オプションのポップアップメニューが表示されています
  • D キーを押すと、選択しているオブジェクトのすべての HUD が順番に切り替わります。HUD を逆方向に切り替えるには、Shift + D キーを押します。

    エフェクトが適用された順に HUD が切り替わります。

    同じタイプの複数のオブジェクトを選択すると、すべてを合わせた HUD が表示されます(タイトルバーには「複数選択」と表示されます)。

HUD から「インスペクタ」に移動する

通常、HUD には、「インスペクタ」に表示される選択したオブジェクトのパラメータのサブセットが表示されます。HUD で作業している場合でも、対応する「インスペクタ」に移動してそのオブジェクトのほかのコントロールにアクセスできます。

  • HUD の右上隅にある「インスペクタ」のアイコン(「i」)をクリックします。

    HUD に対応する「インスペクタ」が表示されます。

HUD を使って同時に複数のオブジェクトを編集する

同時に調整を行うには、オブジェクトのタイプが同じ(たとえば 2 つの「投射」ビヘイビアや 2 つのシェイプ)である必要があります。

  1. 「レイヤー」リストまたはキャンバスで、変更する同種のオブジェクトを選択します。

  2. 「複数選択」というタイトルの HUD でパラメータを調整します。