「表現手法」フィルタの概要

イメージを歪めて変形するディストーションフィルタとは異なり、「表現手法」フィルタは、フィルム、テレビ、印刷物など、さまざまなメディアをシミュレートします。

25 種類の「表現手法」フィルタがあります：

• ノイズを追加は、イメージにノイズを加えます。

• 不良フィルムは、古くなったり傷みがあったりするフィルムや再生装置をシミュレートします。

• 画質の悪いテレビは、映りの良くないアナログテレビをシミュレートします。

• 円形スクリーンは、同心円状のパターンを使い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。

• 円は、イメージに楕円形のファセットを追加して、モザイク状の外観にします。

• カラーエンボスは、イメージがキャンバスに刻印されたように見せます。

• 結晶化は、シミュレーションによって、不規則なファセット（切り子面）が刻まれたガラスを通してイメージを見たようなエフェクトを作り出します。

• エッジは、エッジを目立たせるエフェクトを作り出します。

• 押し出しは、オブジェクトの奥行きをシミュレートします。

• ハーフトーンは、印刷に使うハーフトーンスクリーン技法をシミュレートします。

• 線刻スクリーンは、ハーフトーンのペン描きによる陰影画法をシミュレートします。

• ハイパスは、イメージの色をスタイライズして、サイケデリックな誇張を生み出します。

• 凹凸は、光沢感とバンプマップのエフェクトを与え、くぼんで見える部分と平らに見える部分とを作り出します。

• 線画は、紙に描いた線画のようなエフェクトを作り出します。

• ラインスクリーンは、直線のパターンを使い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。

• 縮小／拡大は、イメージの明るい、または暗い領域が、柔らかなブロック状の部分へと、しぼんだり膨らんだりします。

• ノイズディゾルブは、オブジェクトにノイズのパターンを加えることで、オブジェクトを薄れさせます。

• ピクセル化は、オブジェクトから取り出した色を使って、イメージをブロック状のモザイクにします。

• ポスタライズは、イメージに含まれる色の数を減らします。

• レリーフは、3D 等高マップのアピアランスを作成します。

• スリットスキャンは、SF 映画の「スターゲート」と同様の、飛び去るようなアニメーションエフェクトを作り出します。

• スリットトンネルは、SF 映画の「ワープトンネル」と同様の、飛び去るようなアニメーションエフェクトを作り出します。

• テクスチャスクリーンは、ソースレイヤーを使ってイメージの上にスクリーンを作成します。

• ビネットは、一部のカメラレンズを通して見られる、イメージの光量が減少し、周辺部でぼやけるエフェクトの特性をシミュレートします。

• ウェービースクリーンは、ジグザグ線のパターンを使い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。