ワイドスクリーン

上下でオブジェクトを横方向にマスクして「レターボックス」にし、ビデオや映画でのさまざまなアスペクト比のシミュレーションを行います。イメージがマスクされているため、イメージの上下の境界領域には、コンポジット内でそのイメージの下にあるレイヤー(またはプロジェクトの背景カラー)が表示されます。マスクされたイメージに縁を追加して、縁のカラーとサイズをカスタマイズすることができます。

「ワイドスクリーン」フィルタの効果を示すキャンバス

このフィルタは、「フィルタ」インスペクタのパラメータコントロールを使って調整します:

  • アスペクト比:マスクのアスペクト比を設定します。値は、「1.66:1」、「1.70:1」、「1.78:1」、「1.85:1」、「2.35:1」、「2.55:1」、および「3.00:1」です。

  • オフセット:レイヤーの Y 軸方向の中央に対する、マスクの相対位置を設定します。値の範囲は、-1.0(レイヤーの下端)〜 1.0(レイヤーの上端)です(0 はレイヤーの中央)。

  • 境界のサイズ:枠線の太さを設定します。

    参考: 枠線はアスペクト比マスクでは効果がありません。「縁のサイズ」コントロールは、フィルタを適用したイメージの上下の端にフレームを追加するだけです。

  • 境界のカラー:枠線の色を選びます。カラーコントロールは開閉用三角ボタンで展開でき、表示される「赤」、「緑」、「青」、および「不透明度」の各スライダを使って枠線の色を正確に選ぶことができます。

  • ミックス:元のイメージとレターボックスイメージをブレンドする割合を設定します。