フィルタを使用してアルファチャンネルを操作する

フィルタを使用してレイヤーのアルファチャンネルを操作したり、さらには置き換えたりすることができます。たとえば、「キーイング」フィルタはレイヤー内の色や輝度の値に基づいてアルファチャンネルを生成することで、透明部を作り出します。「キーイング」フィルタは一般的にアルファチャンネル情報のないレイヤーに使用し、適用されるレイヤーに新しいアルファチャンネルが追加されます。キーイングフィルタの使いかたについて詳しくは、キーイングの概要を参照してください。

キーイング効果を向上させるプロセス、つまりシェイプまたはイメージマスクを使って、作成したアルファチャンネルをカスタマイズするには、特別なフィルタを使用する必要があります。どのようなフィルタでも、シェイプマスクやイメージマスクに適用してそのマスクのエフェクトを修正できますが、このセクションで説明する各フィルタは、レイヤーのアルファチャンネル全体を修正し、それにはそのレイヤーに適用されているすべてのマスクやほかのフィルタの総計も含まれます。

たとえば、キーイングフィルタを適用している場合、「レイヤー」リストまたは「タイムライン」ではそのレイヤーに対するマスクが 1 つも表示されていなくても、以下のフィルタを使用してアルファチャンネルの結果を修正することができます。

  • ブラー(チャンネル):このフィルタ(「フィルタ」ライブラリの「ブラー」カテゴリにあります)では、アルファチャンネルに対して選択的にブラーを入れることができます。水平方向と垂直方向のブラーを個別に設定できます。

    キャンバス。修正されていないクリップと、クリップのアルファチャンネルに適用されたブラー(チャンネル)が表示されています
  • マットマジック:このフィルタ(「フィルタ」ライブラリの「キーイング」サブカテゴリにあります)では、アルファチャンネルのさまざまな属性(シュリンク、ぼかし、縮小)を操作することで、アルファチャンネルを微調整できます。詳しくは、「マットマジック」フィルタのコントロールを参照してください。