「パラメータ」ビヘイビアの始点/終点のオフセットを変更する

多くの「パラメータ」ビヘイビアには、「始点のオフセット」および「終点のオフセット」という 2 つのパラメータが用意されています。これらは、「パラメータ」ビヘイビアのエフェクトが開始/終了するフレームを変更するときに使います。

「始点のオフセット」スライダを使うと、「タイムライン」でその位置の最初のフレームを基準にして、ビヘイビアのエフェクトの開始を遅らせることができます。このパラメータを調整して、「パラメータ」ビヘイビアの開始を遅くします。

「終点のオフセット」スライダを使うと、「タイムライン」でその位置の最後のフレームを基準として、ビヘイビアのエフェクトを延長することができます。エフェクトを停止するのに、「タイムライン」でビヘイビアバーの終了点をトリムする代わりに、このスライダを使うと、ビヘイビアのエフェクトをそのオブジェクトの残りの継続時間にわたって停止させておくことができます。

次に「ランプ」ビヘイビア(シェイプの「調整」パラメータに適用)を例に、「始点のオフセット」と「終点のオフセット」パラメータの使いかたを紹介しましょう。

「始点のオフセット」と「終点のオフセット」パラメータを使用する

  1. 「レイヤー」リスト、「タイムライン」、またはキャンバスで、シェイプなどのイメージレイヤーを選択します。

  2. 「情報」インスペクタで、Control キーを押しながら「調整」パラメータをクリックし、ショートカットメニューから「パラメータビヘイビアを追加」>「ランプ」と選択します。

    「ランプ」ビヘイビアが、レイヤーの「調整」パラメータに適用され、「ビヘイビア」インスペクタが開きます。「ランプ」ビヘイビアを使うと、アニメート可能なパラメータを徐々に変化させることができます。

  3. 「始点の値」を 0 に、「終点の値」を 200 に設定して、プロジェクトを再生します。

    レイヤーの継続時間内に、レイヤーのサイズが 2 倍になります。

  4. 「始点のオフセット」を 90 に、「終点のオフセット」を 90 に設定します。

    今度は、フレーム 90 になるまでレイヤーの拡大が開始されず、「タイムライン」の最後のフレームの 90 フレーム手前で拡大を停止します。