モーションにスナップ

このビヘイビアは、アニメーションパスに沿ったオブジェクトの位置のさまざまな変化と一致するように、オブジェクトの回転を調整します。「モーションにスナップ」は、オブジェクトの位置をアニメートするビヘイビアと結合するか、キーフレームによって独自に作成したアニメーションパスと結合するために使用します。

次の例では、飛行機のグラフィックが渦巻きのモーションパスに沿って飛行しています。グラフィックの方向は変化しませんが、これは、影響を受けるのが「位置」パラメータだけだからです。

「モーションにスナップ」が適用されていないモーションパスをたどっているオブジェクト

飛行機のグラフィックに「モーションにスナップ」ビヘイビアを追加すると、「回転」パラメータが影響を受け、グラフィックが動きの方向を向くようになります。追加のキーフレーム設定は必要ありません。

「モーションにスナップ」が適用されているオブジェクト

「ビヘイビア」インスペクタのコントロールを使って、このビヘイビアを調整します:

  • 回転軸:オブジェクトの回転軸を X、Y、Z の中から選択するポップアップメニューです。「すべて」を選択して、すべての軸に対してオブジェクトを回転させることもできます。デフォルトの回転軸は Z です。「すべて」を選択した場合、加速方向はジェットコースターと同じように「上」になります。

  • 座標軸:オブジェクトを上下と左右のどちらの座標軸で調整するかを指定するポップアップメニューです。

  • 座標軸を反転:選択すると、オブジェクトを反転させて適切な方向を向くようにするチェックボックスです。オブジェクトが正しい座標軸で調整されているにもかかわらず、反対向きになっている場合は、このチェックボックスを選択します。

  • 終点のオフセット:ビヘイビアのエフェクトの終了位置をフレーム単位でオフセットするためのスライダです。「タイムライン」における位置の最後のフレームが基準になります。たとえば、「終点のオフセット」を 60 に設定すると、オブジェクトはタイムラインにおいて、ビヘイビアの最後から 60 フレーム前までに、パスの方向にアクティブにスナップします。