渦巻き

「周回」ビヘイビアとは反対に、「渦巻き」ビヘイビアは、適用先のオブジェクトの周囲にあるすべてのオブジェクトに作用し、周回させます。

「ビヘイビア」インスペクタのコントロールを使って、このビヘイビアを調整します:

  • 適用:「渦巻き」ビヘイビアによって影響を受ける、プロジェクト内のオブジェクトを制限できるポップアップメニューです。3 つのオプションがあります:

    • すべてのオブジェクト:キャンバス内のすべてのオブジェクトに対して「渦巻き」ビヘイビアが作用します。

    • 関連するオブジェクト:デフォルトの設定です。「引き寄せ」ビヘイビアが適用されているオブジェクトと同じグループに属するその他のオブジェクトのみが影響を受けます。

    • 特定のオブジェクト:「適用されたオブジェクト」の一覧に表示されるオブジェクトだけに、「渦巻き」ビヘイビアが作用します。

  • 適用されたオブジェクト:「適用」ポップアップメニューで「特定のオブジェクト」が選択された場合に表示される一覧です。「適用」ポップアップメニューで「特定のオブジェクト」のオプションが選択されている場合に、「レイヤー」リストからこの一覧の中にドラッグしたオブジェクトは、「引き寄せ」ビヘイビアの影響を受けます。この一覧から項目を削除するには、項目を選択して、「取り除く」をクリックします。「適用されたオブジェクト」リストには以下の列があります:

    • レイヤー:この列には、オブジェクトが格納されているレイヤーの名前が表示されます。

    • 名前:この列には、オブジェクトの名前が表示されます。

  • 強度:引力のあるオブジェクトの周囲で作用を受けるオブジェクトが移動するときの、速度を設定するスライダです。

  • 減衰タイプ:「影響」パラメータで指定された距離まで、直線的に減衰するか、幾何級数的に減衰するかを決めるためのポップアップメニューです。デフォルトでは、「直線状」です。

    • 直線状:オブジェクトの引力が、オブジェクトとの距離に比例して減衰していきます。

    • 指数:影響範囲内でオブジェクトに近付くほど引き付ける力はより強くなり、引き付ける速度も速くなります。

  • 減衰速度:このビヘイビアによるオブジェクト間での力が、どの程度の速さで減衰するかを設定するスライダです。「減衰速度」の値を小さくすると、引力のあるオブジェクトに向かって移動する速度の増加率が大きくなります。「減衰速度」が大きいと、オブジェクトはより緩やかに加速します。「幾何級数的」に設定すると、引力は「直線状」に設定した場合よりも速く減衰します。

  • 影響:影響範囲の円の半径をピクセル単位で指定するスライダです。引力の影響する範囲にあるオブジェクトは、引力のあるオブジェクトに向かって移動します。影響範囲の外側にあるオブジェクトは、その場にとどまります。

  • ドラッグ:渦巻きをだんだん小さくしていくスライダです。「渦巻き」のデフォルト値は 0 で、この設定では渦巻きの軌道が一定になります。0 以外の値にすると、渦巻きがだんだん小さくなり、適用先のオブジェクトは引力のあるオブジェクトに向かって渦巻き状に近付いていきます。

  • 範囲 X、Y、Z:オブジェクトが対象のオブジェクトを渦巻き状に移動する空間を指定するボタンです。たとえば、X と Y を有効にすると、オブジェクトは XY 面上を渦巻き状に移動し、Y と Z を有効にすると、YZ 面上を渦巻き状に移動します。

  • 極軸:「範囲」パラメータで X、Y、および Z 座標軸を有効にすると使用可能になるポップアップメニューです。すべてのポイントはターゲットつまり引力のあるオブジェクトから一定の距離を取るため(極座標軸)、オブジェクトは考えられるすべての軌道を示す球体上に表示でき、対象のオブジェクトは、球体の中心になります。「極軸」は、起動が通過する必要がある、球体上の 2 ポイントを指定します。詳しくは、このパラメータを説明している周回を参照してください。

  • 方向:オブジェクトが、時計回り/反時計回りのいずれの方向に渦巻き状に周回するかを設定するポップアップメニューです。