引力

「引力」ビヘイビアは、グループ内の特定のオブジェクト、または(「サブオブジェクトに適用」を選択している場合)複数のオブジェクトを時間の経過に合わせて落下させることができます。重力による加速度を増減して、落下の速度を変えることができます。「引力」ビヘイビアを適用したオブジェクトは、キャンバスの下のエッジを越えて落下し続けます(「エッジ衝突」ビヘイビアを適用していない場合)。

次の図は、オブジェクトに「投射」、「モーションにスナップ」、「引力」ビヘイビアを同時に適用したところです。

キャンバス。「引力」ビヘイビアの例が表示されています

言うまでもなく、「引力」ビヘイビアは、オブジェクトの位置をアニメートするほかのビヘイビアと組み合わせて使うことで、放り投げたオブジェクトが地面に落下する様子をシミュレートする、自然な円弧やアニメーションパスを作り出すことができます。たとえば、オブジェクトに「投射」ビヘイビアを適用して空中を飛ぶように動かし、さらに「引力」ビヘイビアを適用すると、オブジェクトは弧を描いて上昇し、その後に落下して、キャンバスの下のエッジを越えます。

また、「加速度」パラメータを負の値に設定して、わざとオブジェクトに「反重力」を働かせ、上の方に飛ばすこともできます。

「ビヘイビア」インスペクタのコントロールを使って、このビヘイビアを調整します:

  • サブオブジェクトに適用:このビヘイビアを、グループ、パーティクルエミッタ、リプリケータ、テキストレイヤーなど、複数のオブジェクトを含むオブジェクトに適用した場合に使用できるチェックボックスです。このチェックボックスを選択すると、親オブジェクト内のすべてのオブジェクトは、個別に作用を受けます。このチェックボックスの選択を解除すると、親オブジェクト内のすべてのオブジェクトが一様にビヘイビアの作用を受けます。

  • 加速度:対象となるオブジェクトに作用する重力の強さを設定するスライダです。この値を大きくするほど、適用先のオブジェクトは、より速く落下します。