「テキストをスクロール」のコントロール

スクロールの方向、速度、および位置を調整するときは、「ビヘイビア」インスペクタのパラメータコントロールを使用します:

  • スクロール方向:テキストスクロールの方向を「水平」または「垂直」に設定するポップアップメニューです。

  • 速度コントロール:スクロールまたはクロールの速度を設定するポップアップメニューです。3 つのオプションがあります:

    • 自動:「タイムライン」でのビヘイビアの長さによってスクロールの速度が決まります。つまり、ビヘイビアの長さによって、オブジェクトがキャンバス上をスクロールまたはクロールするのにかかる時間が決まります。デフォルトでは、適用した「テキストをスクロール」ビヘイビアの継続時間は、適用先のオブジェクトまたはグループと同じになります。

    • 固定:「スクロールレート」パラメータの値(後述)によってスクロールの速度が決まります。

    • カスタム:スクロールするオブジェクトの開始位置と終了位置を指定します(現在の位置からのオフセットで指定します)。

  • スクロールレート乗算:スクロールのレートを乗算するためのスライダです(「速度コントロール」を「自動」に設定したときに表示されます)。値スライダ(スライダの右にある数値フィールド)には、スライダで調整可能な範囲を超えた量を入力できます。

  • スクロールレート:スクロールの速度をピクセル/秒単位で設定するためのスライダです(「速度コントロール」を「固定」に設定したときに表示されます)。

  • フリッカーを軽減:スクロール速度を変更して、インターレース方式またはプログレッシブ方式ディスプレイのちらつきを軽減するポップアップメニューです。このメニューのオプションは、ほかのパラメータの設定によって異なります:

    • なし:このオプションは、「スクロール方向」を「垂直」に設定したときに表示されます。スクロールの速度は変更されません。

    • プログレッシブ:このオプションは、「スクロール方向」を「垂直」に設定したときに表示されます。プログレッシブ方式のディスプレイ(LCD テレビなど)でのちらつきを抑えます。「プログレッシブ」設定では、インターレース方式のディスプレイ(CRT テレビなど)でのちらつき抑制は保証されません。

    • インターレース:このオプションは、「スクロール方向」を「垂直」に設定したときに表示されます。プログレッシブ方式のディスプレイ(LCD テレビなど)またはインターレース方式のディスプレイ(CRT テレビなど)でのちらつきを抑えます。

      参考: インターレース方式のディスプレイでちらつきを抑えるための最小速度は 2 ピクセル/フレームで、プログレッシブ方式のディスプレイでちらつきを抑えるための最小速度は 1 ピクセル/フレームであるため、「インターレース」オプションの方がスクロール速度が速いことがあります。

    • いいえ:このオプションは、「スクロール方向」を「水平」に設定したときに表示されます。インターレース方式またはプログレッシブ方式のディスプレイでちらつきを軽減するためのスクロール速度の変更を行いません。

    • はい:このオプションは、「スクロール方向」を「水平」に設定したときに表示されます。インターレース方式またはプログレッシブ方式のディスプレイでちらつきを軽減するためにスクロール速度を変更します。

  • レイアウトの書き換えを許可:このチェックボックスを選択すると、「テキスト」インスペクタの「レイアウト」パネルにある「レイアウト方法」ポップアップメニューで設定されているレイアウト方法を、手動で変更できるようになります。たとえば、RTF テキストに「テキストをスクロール」ビヘイビアを適用して「スクロール方向」を「水平」に設定すると、テキストは 1 行に配置されます。「レイアウトの書き換えを許可」チェックボックスを選択した場合、テキストはパラグラフ形式のままになります。

    参考: このパラメータは、「テキストをスクロール」ビヘイビアをテキストオブジェクトに適用したときにのみ表示されます。

  • オフスクリーンを開始:このチェックボックスを選択すると、スクロールを開始するためにテキストがキャンバス外に移動します。