筆圧を適用

Wacom 社のスタイラスペンとタブレットを使って「ペイントストローク」ツールでペイントストロークを作成するとき、「筆圧を適用」ビヘイビアを適用すると、タブレット上のスタイラスペンの筆圧に基づきストロークの幅、不透明度、間隔、角度、またはジッタが制御されます。

参考: これらのパラメータは、「シェイプ」インスペクタの「詳細」パネルにある「筆圧」パラメータと同じものです。「詳細」パネルのパラメータとこのシェイプビヘイビアのどちらを使っても、ペイントストロークに筆圧データを適用できます。「詳細」パネルの「筆圧」パラメータと「筆圧を適用」ビヘイビアを組み合わせて使用することで、同じ筆圧データを使って複数のストロークパラメータ(「不透明度」、「幅」、「ジッタ」など)に影響を与えることができます。

「ビヘイビア」インスペクタの以下のコントロールを使って、「筆圧を適用」ビヘイビアを調整できます:

  • 適用:ペイントストロークが筆圧からどのような影響を受けるかを設定するポップアップメニューです。以下の 5 つのオプションがあります:

    • 幅:筆圧はストロークの幅に影響します。筆圧が高いほど、ストロークの幅が広くなります。

    • 不透明度:筆圧はストロークの不透明度に影響します。筆圧が高いほど、ストロークの不透明度が増します。

    • 間隔:筆圧が高いほど、ストロークの塗り付けの間隔が大きくなります。

    • 角度:筆圧が高いほど、ストロークの塗り付けのアングルが大きくなります。

    • ジッタ:筆圧が高いほど、ストロークのジッタの量が多くなります。ジッタは、塗り付けがパーティクルによく似たアピアランスを持つように、ペイント塗り付けの位置をランダム化します。

  • 最小圧:筆圧感度の最小しきい値を調整するスライダです。最小値よりも小さい圧力値は 0 にリマップされます。「不透明度」と「幅」の場合、これらリマップされた値は表示されません。「間隔」、「角度」、「ジッタ」の場合、値は変更されません。「最小圧」と「最大圧」(後述)のパラメータをグラフにプロットした場合、「最小圧」は最小値、つまり 0 を表します。「最小圧」と「最大圧」の間のグラフ領域が出力値にリマップされます。

  • 最大圧:筆圧感度の最大しきい値を調整するスライダです。最大値よりも大きい圧力値は 1 にリマップされます。「不透明度」、「幅」、「間隔」、「角度」、および「ジッタ」では、これらの値で効果が最大になります。「最小圧」と「最大圧」のパラメータをグラフにプロットした場合、「最大圧」は最大値、つまり 1 を表します。「最小圧」と「最大圧」の間のグラフ領域が出力値にリマップされます。

  • 調整:エフェクトの強度を設定するスライダです。「調整」スライダでは、最小筆圧(0)と最大筆圧(1)の間にマップされた値に、このスライダ(または隣接する値スライダ)で指定された値を乗算した値に基づき塗り付けの出力範囲を定義します。それから、この量がパラメータ(幅、不透明度など)に乗算(「幅」、「不透明度」、「間隔」、「ジッタ」の場合)または加算(「角度」の場合)されて適用されます。このコントロールは、「シェイプ」インスペクタの「ストローク」パネルの「調整」パラメータとは無関係に作用します。

  • 反転:このチェックボックスを選択すると、ビヘイビアで作成されたストロークの属性が反転します。たとえば、筆圧がストロークの不透明度に影響するように設定されている場合、このチェックボックスを選択すると、ストロークの透明な領域がより不透明に、不透明な領域がより透明になります。