オンザフライでアニメートする

「Motion」では、プロジェクトを再生しながらアニメーションを作成することができます。これは、オーディオエンジニアがオーディオチャンネルのミキシングを聞きながらそれぞれのスライダを調整する操作と同じです。次にプロジェクトを再生するときには、すべての変更が組み込まれます。

「Motion」のエフェクトの多くはリアルタイムで表示されるため、プロジェクトを再生しながら一種の「ビジュアルミキシング」を実行してエフェクトのパラメータを変更できます。スライダやパラメータを調整し、キャンバス内のオブジェクトを対話形式で操作してから、結果が気に入らない場合は巻き戻してもう一度実行します。パラメータを変更するたびに、先に割り当てられたキーフレームが置き換えられます。

「インスペクタ」または HUD を使ってパラメータをオンザフライでアニメートする

記録ボタンをクリックし、A キーを押すか、「マーク」＞「アニメーションを記録」と選択して、キーフレームの記録を有効にします。
再生を開始するには、再生ボタンをクリックするか、スペースバーを押します。
プロジェクトを再生するときに、「インスペクタ」または HUD でパラメータスライダを調整します。
記録ボタンをもう一度クリックして、記録を無効にします。
再生中に行われた変更は、そのパラメータのキーフレームとして記録されます。これらは、「キーフレームエディタ」で表示できます。
参考：初期キーフレームによる設定方法を使って、オンザフライでアニメートすることもできます。初期キーフレームによる設定方法について詳しくは、キーフレームを追加するを参照してください。

記録したキーフレームをオンザフライで削除する

作成したアニメーションが気に入らない場合は、キーフレームを削除してもう一度実行できます。

以下のいずれかの操作を行います：

「編集」＞「取り消し」と選択して（または Command ＋ Z キーを押して）、アニメーションの記録を始める前の状態に戻ります。
1 つまたは複数のキーフレームを選択してから、Delete キーを押します。
Control キーを押しながらキーフレームをクリックし、ショートカットメニューの「削除」を選択します。
キーフレームを選択し、パラメータのアニメーションメニューから「削除」を選択します。
参考：パラメータのすべてのキーフレームを削除するには、「キーフレームエディタ」のパラメータリストまたは「インスペクタ」でアニメーションメニューをクリックしてから「パラメータをリセット」を選択します。

キャンバス内で手動でアニメーションパスを作成する

オンザフライによるアニメーションの一般的な用途は、手描きのアニメーションパスの作成です。さまざまなカーブの種類を選択できますが、マウスやタブレットペンでスケッチする方法以外でセミランダムな動きをシミュレートするのは困難です。

記録を有効にします（A キーを押します）。
「再生」ボタンをクリックして再生を開始します。
操作するオブジェクトを選択し、選択するパターンにドラッグします。
動きの位置と速度が記録され、そのオブジェクトの位置のキーフレームに適用されます。
パスをさらに操作するには、各キーフレームをドラッグするか、そのオブジェクトに新しいアニメーションパスをもう一度記録します。